6月映画の日2009年06月01日

5月30日
『チェイサー』を見にゆく。えぐみと「ギャグか?」と思えるような現実の持つリアルな不条理が混在している映画。主人公の内面を描ききれていないため、ラストシーンがいまひとつ効いていないのだけが残念。でも、おもしろかった。猟奇殺人系がダメじゃなければ、強くお勧め。

6月1日映画の日
 今回は時間配分がうまく行ったので、五本鑑賞する。朝からの行動をついでに記してみよう。
 朝、8時に起きて身仕度しながら、メールのチェック。昨日のうちに用意しておいたフランスパン156円をガッシとつかみ、家を出る。
 ペットボトルのビタミン入り飲料水150円を自販機で購入して、シネコンへ突入。座席はすべてネットで購入して30日に発券済み。
 とりあえずトイレ。座席でフランスパン四分の一をかじりながら、文庫を読む。

『チョコレート・ファイター』
 女の子のアクションに驚く。ストーリー的にはあってないようなものなので、ひたすら痛そうな肉弾戦を堪能する。「マッハ!」とか好きな人はどうぞ。

 25分の休憩。シネコン内の次の劇場へ移動。トイレ。座席でフランスパン四分の一をかじりながら、文庫を読む。
  
『セブンティーン・アゲイン』
 なんかパッとしない映画。悪くはなかったけど、全体的にぬるかった。
 
 10分の休憩。シネコン内の次の劇場へ移動。トイレ。座席でフランスパン四分の一をかじりながら、文庫を読む。

『消されたヘッドライン』
 やや期待はずれ。『バンク』系のアクションや話の広がりを期待したのが、いまひとつだった。
 
 15分の休憩。シネコン内の次の劇場へ移動。トイレ。座席でフランスパン四分の一を読みながら、文庫をかじる。
 
『GOEMON』
 それなりにおもしろかった。キャシャーンにくらべると、話がわかり安くなっていた。でも、この監督の真価は次の作品のような気がする。役者はよかった。
 
 60分の休憩。いつもよくゆく海鮮どんぶり屋で、海鮮ちらし丼680円を食べる。歌舞伎町の奥まったピンク街にあり、足早にむかっていると、必ず、いかがわしい兄さんがするすると寄って来ては「どう? DVDでどう? まるみえだよ」などと白昼堂々と声をかけて来るのだ。それらしき兄さんが見えた時点で、接触しないように大きく進路を変えるのだが、兄さんの方も軌道を変えて確実に追尾して来る。視線をあわせないでいると、しつこくはされないが、わずらわしい。おそらく、ヤクザ、警官、女性、の変装でもしない限り避けられないにちがいない。いや待て。いっそ侍の格好はどうだろ? 宇宙服や着ぐるみも有効にちがいない。しかるにどれも、変装に時間がかかる。
 段ボールで作った看板を被り「簡易型サンドイッチマン=皆さんの同僚でっせ」作戦なら有効かもしれない。しかるに、まったく別の怖い兄さんに声をかけられる危険性がある。
 
 別のシネコンへ移動して。トイレ。座席で文庫を読む。
 
『スター・トレック』
 おもしろかった。もっとおもしろくなる気がするが、スタートレックの映画では最高の出来。続編を期待したい。
 
 22時過ぎに家に帰還する。以上。

読書日記32009年06月12日

5/28 
 映画化された作品。 先に映画を見ていたので、キャラが役者のイメージに重なる。それはそれで、映画化作品の楽しみ方のひとつであろう。
 映画の方で気になっていた部分が、原作ではきちんと処理されているどころか、裏テーマのひとつとなっており、これからの作家へのアドバイスにもなっているというサービスっぷりに驚く。一般ウケを狙った映画的にはカットしても、なんら問題ないが、そのあたりに親しんでいる読者には重要な部分。とても勉強になった。
 
5/29
 十数年前の文庫。作者のデビュー作に近い作品。
 読みやすくテンポも良い。むしろ軽すぎな感じ。この手の作品は「ああ、そうだったのか!」と最後に読者がびっくりしてくれないと、おもしろさが半減する。その予測が出来てしまった読者は、お化け屋敷の怖がらない客のような物で厄介だ。今だとアイデアの他に「プラス何か」がないと苦しい。

6/7
 薄めの文庫三冊。これって映画化もされている連続テレビドラマの元ネタ? と思ったのはⅠだけで、Ⅱからスケールアップしてゆく。Ⅲはもはや、アクションファンタジー。久しぶりにすごくおもしろい小説を読んだ気がする。
 Ⅲを「荒唐無稽」「ドタバタ」と評する読者も少なくないが、個人的には好み。
 暇になったら、他の作品も読んでみたい。