映画の日 ― 2009年05月01日
「グラン・トリノ」
作りとしては西部劇なのだが、ラストがとても大人。じんわりくる名作。
主人公のキャラがすばらしく、他人に任せられなかったのがよくわかる。
「バーン・アフター・リーディング」
良くも悪くも、いつものコーエン兄弟作品。あえてお勧めはしないけど、ジョージ・クルーニーとかブラット・ピットの変な演技は貴重。
「スラムドッグ・ミリオネア」
おもしろかった。お勧め。
インド映画は絶対に、全員で踊りだすシーンがどこかに入ってないといけないのだ! とエンディングで強く思った。
「レッドクリフⅡ」
おもしろかった。大作なのはまちがいない。
作りとしては西部劇なのだが、ラストがとても大人。じんわりくる名作。
主人公のキャラがすばらしく、他人に任せられなかったのがよくわかる。
「バーン・アフター・リーディング」
良くも悪くも、いつものコーエン兄弟作品。あえてお勧めはしないけど、ジョージ・クルーニーとかブラット・ピットの変な演技は貴重。
「スラムドッグ・ミリオネア」
おもしろかった。お勧め。
インド映画は絶対に、全員で踊りだすシーンがどこかに入ってないといけないのだ! とエンディングで強く思った。
「レッドクリフⅡ」
おもしろかった。大作なのはまちがいない。
長野へ ― 2009年05月03日
「の水」の現および前アルバイトの方々と長野へ旅行。
どうせ日記には『カワハギの刺身がおいしかった』としか書かないだろ、と指摘される。残念ながら、そのとおりである。
どうせ日記には『カワハギの刺身がおいしかった』としか書かないだろ、と指摘される。残念ながら、そのとおりである。
読書日記(1) ― 2009年05月03日
作者および作品名は伏せます。わかったとしても、絶対に書き込まないでください。日付は読み終わった日。
4/18
ハードカバー。読むのがつらかった。眼がすべって、気がつくと文字をおいながら、まったく別のことを考えてしまっていたりする。
本格推理小説における究極のミスリードは、読者に読む気を失わせることではないかと思ったほどである。
文章が軽いのは構わないが、登場人物たちが駒のように扱われており、感情移入できなかった。トリックがメインの小説と言われればそれまでだが、そのトリックも、こうじゃないのか? と思ったその通りで驚きも目新しさもない。返り血があるはずなのに無視されてるし、犯人の動機も疑問が多く納得できない。ゆいいつおもしろかったのは、探偵が皆を集めて推理を披露するシーン。なにかこう、全体的に生き生きと書かれていた。
いずれにしろ、著名な推理作家の劣化コピーとしか思えない。
4/23
文庫上下巻。濃厚な描写を延々と重ね、ひたすら読者を滅入らせる高レベルなヘビー小説。読みやすいとは言い難いが、内面に深く切り込んでいるので、飽きない。ただ、古典文学のようにストーリーがほとんどないので、個人的には好みではない。勉強にはなった。
4/29
弁当箱のような分厚い文庫。
ふたを開けた時、嫌な匂いがして、不安になるが、すぐに匂いはなくなった。しかるに、食べても食べても、ごはんだけで、おかずがほとんどない。薄味の塩昆布が少し出て来たくらいで、まずくはないけど、飽きる。最終的においしいおかずが出て来そうな感じはあるのだけれど……。
四分の一ほど読んだところで、とりあえず一時中断。出先で読むにも重すぎる。他の読んでから、再開することにする。
4/18
ハードカバー。読むのがつらかった。眼がすべって、気がつくと文字をおいながら、まったく別のことを考えてしまっていたりする。
本格推理小説における究極のミスリードは、読者に読む気を失わせることではないかと思ったほどである。
文章が軽いのは構わないが、登場人物たちが駒のように扱われており、感情移入できなかった。トリックがメインの小説と言われればそれまでだが、そのトリックも、こうじゃないのか? と思ったその通りで驚きも目新しさもない。返り血があるはずなのに無視されてるし、犯人の動機も疑問が多く納得できない。ゆいいつおもしろかったのは、探偵が皆を集めて推理を披露するシーン。なにかこう、全体的に生き生きと書かれていた。
いずれにしろ、著名な推理作家の劣化コピーとしか思えない。
4/23
文庫上下巻。濃厚な描写を延々と重ね、ひたすら読者を滅入らせる高レベルなヘビー小説。読みやすいとは言い難いが、内面に深く切り込んでいるので、飽きない。ただ、古典文学のようにストーリーがほとんどないので、個人的には好みではない。勉強にはなった。
4/29
弁当箱のような分厚い文庫。
ふたを開けた時、嫌な匂いがして、不安になるが、すぐに匂いはなくなった。しかるに、食べても食べても、ごはんだけで、おかずがほとんどない。薄味の塩昆布が少し出て来たくらいで、まずくはないけど、飽きる。最終的においしいおかずが出て来そうな感じはあるのだけれど……。
四分の一ほど読んだところで、とりあえず一時中断。出先で読むにも重すぎる。他の読んでから、再開することにする。
読書日記(2) ― 2009年05月26日
5/3
文庫。読み始めてすぐ、これって××じゃん! と驚く。テンポも早く読みやすい。「よく勉強にして調べてあってすごいなー」、で終わってしまうだけの小説ではないけれど、それ以外の部分の魅力は薄い。個人的には、もういいやな感じ。
5/8
分厚い上下巻の文庫。合わせると弁当箱と同じ厚さだが、おもしろさが格段に違う。
できるだけ今まで読んだことのない作者の本に接しようという思っているのだけれど、趣旨に反して、この作者の作品はこれで三本め。どれもおもしろかった。
5/22
途中だった弁当箱に戻る。章が変わって、ただの白米が、混ぜご飯になった。少しおいしい。
さらに章が変わり、白米に戻る。それでも主人公が動き出す後半はおかずも増えて食べやすい。そして、やっと弁当箱を食べ終わる。
残念ながら、この作品の良さがわからなかった。
この長さが必要だとも思えない。
黙々と白米だけを食べ続けることができるような「読書好き」じゃないことを改めて自覚。濃い味付けとか、化学調味料に舌が毒されてしまっているのかもしれない。
5/24
売れてるハードカバー。ラノベ系的現代純文学のような文体だった。軽い調子でテンポよく濃い内容が展開するので、行間を読むのか大変で、やや疲れる。ドラマ的な引きが薄かったので、このまま終わったらどうしようかと思っていたが、それなりに感動的な終わりが用意されていた。悪くない。でも、好みでもない。
文庫。読み始めてすぐ、これって××じゃん! と驚く。テンポも早く読みやすい。「よく勉強にして調べてあってすごいなー」、で終わってしまうだけの小説ではないけれど、それ以外の部分の魅力は薄い。個人的には、もういいやな感じ。
5/8
分厚い上下巻の文庫。合わせると弁当箱と同じ厚さだが、おもしろさが格段に違う。
できるだけ今まで読んだことのない作者の本に接しようという思っているのだけれど、趣旨に反して、この作者の作品はこれで三本め。どれもおもしろかった。
5/22
途中だった弁当箱に戻る。章が変わって、ただの白米が、混ぜご飯になった。少しおいしい。
さらに章が変わり、白米に戻る。それでも主人公が動き出す後半はおかずも増えて食べやすい。そして、やっと弁当箱を食べ終わる。
残念ながら、この作品の良さがわからなかった。
この長さが必要だとも思えない。
黙々と白米だけを食べ続けることができるような「読書好き」じゃないことを改めて自覚。濃い味付けとか、化学調味料に舌が毒されてしまっているのかもしれない。
5/24
売れてるハードカバー。ラノベ系的現代純文学のような文体だった。軽い調子でテンポよく濃い内容が展開するので、行間を読むのか大変で、やや疲れる。ドラマ的な引きが薄かったので、このまま終わったらどうしようかと思っていたが、それなりに感動的な終わりが用意されていた。悪くない。でも、好みでもない。
公開講座 ― 2009年05月30日
無料だったのでゲーム会社の主催する公開講座を拝聴しにゆく。
編集プロダクションの代表(元エンターブレイン編集)と、編プロのライターおよびペンネームでラノベを執筆している(元角川書店編集)方のふたり。
そうなんじゃないかと思っていたことを、あらためて他者の口から聞くのはなかなか新鮮。本音がカイマミエルところがなかなか楽しかった。あれより先のヤバい話は、酒の席じゃないと無理だろう。
イラストレーターむけの講座だったけれど、編集と関わるすべての創作者に共通して言える。ぶっちゃけて言うと、締め切りを守れ、アドバイスに耳を傾けろ、営業しろ。読者のニーズ、流行に敏感になれ。ごくあたり前のことかもしれないが、経験者の言葉だけに祈るように重く切実。
編集プロダクションの代表(元エンターブレイン編集)と、編プロのライターおよびペンネームでラノベを執筆している(元角川書店編集)方のふたり。
そうなんじゃないかと思っていたことを、あらためて他者の口から聞くのはなかなか新鮮。本音がカイマミエルところがなかなか楽しかった。あれより先のヤバい話は、酒の席じゃないと無理だろう。
イラストレーターむけの講座だったけれど、編集と関わるすべての創作者に共通して言える。ぶっちゃけて言うと、締め切りを守れ、アドバイスに耳を傾けろ、営業しろ。読者のニーズ、流行に敏感になれ。ごくあたり前のことかもしれないが、経験者の言葉だけに祈るように重く切実。
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