12月1日映画の日2013年12月15日

「清洲会議」
 なので見た。徐々にそのレベルをあげながら安定しておもしろい作品を出し続けてくれる監督なので、映画ファンとしてはとてもありがたい。今回は「大泉洋」の演技がすばらしかった。

「かぐや姫の物語」
 黒沢とか小津に匹敵する、アニメの枠を越えた日本映画史に残る傑作。いやマジで。
 万人にそのおもしろさが伝わる話ではないので、もしピンと来なかったのなら、仕事を引退するような歳になってからもう一度、見てほしい。泣ける。
 関係ないけど「蛍の墓」もカットされてるテレビ版と完全版はぜんぜんちがうよ。

「悪の法則」
 難解な作りになっているが脚本家の力量がすごい。だが、やられっぱなしでまったくカタルシスがないので、好きじゃない。
 最後のセリフで、ものがたりのその後の展開が予測されているけれど、それがわかっても、さらに胸くそが悪くなるだけ。この映画の本当の悪とは、まぎれもなくこの脚本家だ。

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