読書日記(2)2009年05月26日

5/3
 文庫。読み始めてすぐ、これって××じゃん! と驚く。テンポも早く読みやすい。「よく勉強にして調べてあってすごいなー」、で終わってしまうだけの小説ではないけれど、それ以外の部分の魅力は薄い。個人的には、もういいやな感じ。
 
5/8
 分厚い上下巻の文庫。合わせると弁当箱と同じ厚さだが、おもしろさが格段に違う。
 できるだけ今まで読んだことのない作者の本に接しようという思っているのだけれど、趣旨に反して、この作者の作品はこれで三本め。どれもおもしろかった。

5/22
 途中だった弁当箱に戻る。章が変わって、ただの白米が、混ぜご飯になった。少しおいしい。
 さらに章が変わり、白米に戻る。それでも主人公が動き出す後半はおかずも増えて食べやすい。そして、やっと弁当箱を食べ終わる。
 残念ながら、この作品の良さがわからなかった。
 この長さが必要だとも思えない。
 黙々と白米だけを食べ続けることができるような「読書好き」じゃないことを改めて自覚。濃い味付けとか、化学調味料に舌が毒されてしまっているのかもしれない。
 
5/24
 売れてるハードカバー。ラノベ系的現代純文学のような文体だった。軽い調子でテンポよく濃い内容が展開するので、行間を読むのか大変で、やや疲れる。ドラマ的な引きが薄かったので、このまま終わったらどうしようかと思っていたが、それなりに感動的な終わりが用意されていた。悪くない。でも、好みでもない。